salesforce開発プロジェクトのコストオーバー原因について考える

今日は新規のお客様で神戸にいきました。写真は点灯まえのルミナリエです

salesforceでやりたいことをお聞きし構築費用を算出するための打ち合わせです。


SI会社の見積り作成は、ヒアリングを何度か行い業務フローを作成、さらにそこから機能要件一覧を作成し、要件ごとに実現方法を検討し工数を算出するという流れだと思いますが弊社のsalseforceプロジェクトの場合、案件規模が小さいので見積のためのヒアリングは原則1回です。


なので次の点がわかれば見積もりをしています。

  • 利用するオブジェクト
  • 移行対象データとそのデータの中身
  • レポートダッシュボードの要件の有無
  • トレーニングやマニュアルなど運用支援の可否

Apexなどによる開発機能があれば別にヒアリングをしていますが、ない場合はおおよそこの程度のヒアリング内容で見積りを作成しています。


SIの会社だとWBS、作業単位の明細で工数算出をされいていると思いますが、それに比べると弊社はかなりざっくりですが、スピードを優先しているのです。


ざっくり見込みしているため見積りと実績に乖離が発生することはまあまああります。


その対策として小規模企業ではありますがプロジェクトごと時間単位で作業内容を入力しているので、半年のプロジェクトから月毎のサポート契約まで予定と実績の差異がわかるようになっています。


その結果、実績オーバーしたプロジェクトの原因を考えると、見込みが足りなかったものが何か気がついたことがあります。


実績オーバープロジェクトの原因を考えると作業明細毎に中身を調査します。例えば、以下のような感じです

  • オブジェクトが見込みより増えた
  • ダッシュボードの作成数が見込みより増えた
  • 提示された移行データが見込みより多かった

しかしこれで原因がわかったという気になってしまったらそれは大きな間違いです。


「なぜ、ダッシュボードは増えたのか?」とさらに考えると本当の原因がわかり、共通の原因があることに気がつきます。


それは


お客様のシステム管理者様のやる気とスキルが低いということです


うまくいったプロジェクトではシステム管理者の方がダッシュボードを自ら作成する意欲があり要求、作成したいグラフの数値などが具体的です。


一方やる気がないまたはスキルが低いシステム担当者は曖昧な指示でダッシュボードを作成するので、作成後に何度も修正が入ります


また移行データについてもシステム管理者に意欲がないと取りまとめされず、エンドユーザからそのまま弊社にファイルが提示されるので、データの修正の確認がなんども発生します。


オブジェクトの数も同様でシステム管理者がエンドユーザーの意見を取りまとめ、つまり導入目的とメンバーで共有できない状態であれば、項目やレイアウトなどは何度も修正がはります。


これが本当の原因です。


そのため初回見積りのミーティングではシステム管理者になる方のスキルを見極めその方に合わせた支援内容を提案することが大切です。


打ち合わせの数を増やしたり、開発期間を長目に設定したり、移行データの編集作業を弊社で受託したりなどです。


オブジェクトの数はレポートダッシュボードの数を正確に見込む努力は効果がないことがわかりました。


弊社のお客様は中小企業のお客様がほとんどです。そのためお客様のシステム管理者様を支援することが弊社の最大のミッションです。


そのためシステム管理者様に合わせた見積りを心がけていくことがお客様と弊社、両方にとって成功につながる努力であると考えています

このブログはsalesforceの導入支援を行っている私が日々反省したことや嬉しかったことなどを忘れないことを目的に書いている個人的な記録です

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