見たい数値を考えるのは誰か
この前の投稿でsalesforceを上手く活用できない会社のランクについて説明しましたが、今日は上手く活用できないお客様の原因について投稿したいと思います。
活用できない原因はものすごく単純なことが多いです。
せっかくシステム投資をしたにもかかわらず、すごく簡単なことがなされないだけでsalesforceを上手く活用できないお客様が多くいらっしゃいます。
その原因について書いていきたいと思います。
少し前コロナの前に本番稼動前の操作説明会を実施した時のことです。
操作説明会では私が良く言うことがあります。
「レポートダッシュボードの作成はお客様に覚えていただく必要があります。できればシステム担当任せにせず、部長や取締役など管理職の方が覚えてください」
「とは言っても最初は時間がかかるのでまずは欲しいレポートや見たい数値を教えてください。我々で作成します。」
しかし残念ながら要望は出てきませんでした。
営業の管理職の方がマネジメントに使う指標を要望しないということは、salesforceでマネジメントされなくなるいうことでもあり、この時点で活用不十分ランクは「重症:入力されてるだけ」が決定します。
利用場面は誰が考えるか
この原因はレポートダッシュボードの活用場面が明確でないということです。
具体的には営業部長がレポートダッシュボードを使ってどの会議で営業のフォローをやるかを決めるというものです。
つまり活用場面を明確にするだけです。たったそれだけなのです。
salesforceレポートダッシュボードの活用場面を明確にするのは営業課長や部長など利用部門長の責任です。
しかしsalesforceの運用をシステム担当者に任せっきりにしているとこういう状態になります。
- salesforceのダッシュボードを使った会議をいつやるか決める
- 会議は継続する
たったこれだけで改善します。