コストオーバー案件の原因と対策③_アジャイル開発

こんにわ。外出自粛中のゴールデンウィーク中の自宅から書いています。


今日はシリーズ3回目となるコストオーバー案件の原因と対策について考えてみたいと思います。


テーマはsalesforce案件の導入スタイルではデフォルトスタンダードと思われている節のあるアジャイル開発についてです。


まず事例の説明からです。


salesforceから見積を作成、印刷できる機能の開発を受注しました。


お客様は製造業様で現状の見積はエクセルで作成されています。


機能に対する要求ですが

  • 見積明細には製品を明細を登録。1製品を選択すると紐付けられた明細が一括登録される

  • 一括登録後には個別製品、明細が追加できる

  • 品目単価や単位、通貨などはマスタのものを明細に自動セットするが画面上から編集できる

  • 画面上で編集した単価は数量はリアルタイムに合計に反映する

  • 見積帳票は日本語と英語を切り分ける

  • 担当者と承認者の印鑑画像が見積書PDFに自動で出力される。

などなど他にも細かい要求はたくさんありました。


当然、Apexによる開発になります。画面はLightningコンポートで開発することになりました。


すでにsalescloud、商談管理などは導入済みのお客様でしたので、まず前述の機能要求部分を最初の1ヶ月程度で開発してしまい、残り2ヶ月でお客様と機能検証を行い、3ヶ月後に本番にリリースするという計画でした。いわゆるアジャイル開発で進めることになりました


しかし実際の納期は1ヶ月オーバーし4ヶ月かかることになりました。


その原因ですが検証期間に出てくるお客様の要求がとまらなく出てきたためです。


しかしそれは追加要求かと言われるとそうではありません。


そもそもどこまでが開発範囲ですということを明確になっていなかったので、お客様からすると追加ではなく、発注時点で想定していたイメージと違っていたら要求が出てくるのは当然ことです。

ではアジャイルの場合開発範囲はどのように決めておけばよかったのか疑問が湧いてきます。


そこで一般的なアジャイル開発の範囲ってどうやって決めているか、ネットで調べてみると、


なんと!予算(工数)が先に決まっていて予算を使い切るまでが納期であるということでした。




要するに弊社のやり方はアジャイルではないということになります!




よくよく考えると、予算を決めずにアジャイルで開発するということは顧客が納得するまでやり続けることになります。それではさすがにビジネスとして成り立ちません。当たり前です。


ただ周りから「アジャイルでいきましょう!」と言われ、私もアジャイル開発などやったことなかったので、その言葉を鵜呑みにしていただけなんです。


実は周りの人も私も弊社の従業員も実はアジャイル開発というものをよくわかってなかったということです。


今後は私たちはApexなどの拡張開発を受託する場合はアジャイル開発はなく、ウォーターフオール形式で提案時に機能要件をまとめ開発範囲をお客様と合意した上で進めていくようにしたいと思います。

それにより開発期間が長くなりお客様が不満足になるということはありません。逆に最終的な出来上がりイメージができるのでお客様の満足度は高まるのではないかとおもいます。


今までのように出来上がりイメージが描けないまま打ち合わせと開発を繰り返すやり方のほうがお客様は不安は大きくなるのではと思います。

今後はsalesforceの案件だとしてもApexや画面開発がある場合はウォーターフォール型でプロジェクトを進めていきたいと思います。ただsalesCloudなど標準機能のみの導入はやはりアジャイルに武がありますけどね。

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